競艇のマークシートを怖がらずに使いこなす方法｜入手から書き方と買い方まで

競艇のマークシートは慣れてしまえばスムーズに舟券を買えます。まずは流れと代表的な書き方を押さえておけば、現地でも場外でも落ち着いて記入できます。この記事では入手から買い方、間違えたときの対処法や自動発払機とネット投票の違いまで、実際に役立つポイントをやさしくまとめます。初心者でも読みやすいように段落と箇条書きを交えて解説します。

競艇のマークシートで迷わず買える最短ガイド

マークシート入手から舟券受取までの基本の流れ

マークシートは競艇場や場外、発売所の窓口で受け取れます。まず開催日とレース番号、式別を確認してから記入を始めると迷いません。記入後は自動発払機に差し込み、表示を確認してから購入ボタンを押します。

購入時の基本的な順序は次の通りです。

• シートを受け取る（配布場所を確認）
• レース番号・式別・金額をマークする
• 選手番号を塗りつぶす
• 発払機で読み取り、表示を確認
• 投票ボタンで確定し、券を受け取る

表示と実際のマークが一致しないと読み取りエラーになります。読み取りエラーが出たら案内窓口へ持って行けば手助けしてもらえます。舟券を受け取ったらもう一度内容を確認してから場内に戻ると安心です。

初心者がまず覚える記入の優先順位

最初に覚えるべきは「レース番号」「式別」「金額」の順番です。これらを間違えると全く別の券になってしまうため、まずはここを確実にマークします。次に買いたい選手番号の塗りつぶしに移ります。

選手番号を塗る際は、まず軸にしたい艇番を決め、それに対する流しやフォーメーションの枠を確認します。金額は1点ずつか合計でマークするか機械の指示に従ってください。初心者は少額で複数点買うより、まずは1点か2点で流れを把握するとミスが少なくなります。

読み取りミスを減らすために、はっきりした筆圧でマークし、別の列にうっかり書き込まないように気をつけます。慌てずに一つずつ確認しながら進めるのが一番です。

よく使う式別と簡単な違いの見分け方

式別は多くありますが、まず押さえるべきは単勝・複勝、2連単・2連複、3連単・3連複、拡連複です。単勝は1着を当てるもので、複勝は1〜3着以内に入るかを当てます。2連単は1着・2着の順序が指定され、2連複は着順に関係なく2艇が入れば当たりです。

3連単と3連複の違いは同様に順序の有無です。拡連複は着順を問わず入着した艇の組み合わせに応じて配当が変わるタイプで、当たりやすさが特徴です。式別ごとにマークする欄が分かれているので、買いたい方式の欄を間違えないことが重要です。

初めは配当や当たりやすさを見比べて、自分のリスク許容度に合う式別を選ぶと取り組みやすくなります。

間違えに気づいたときの素早い直し方

発払機に入れる前に気づいた場合は、新しいマークシートに書き直すのが一番確実です。上から修正液や二重線で消すのは読み取りエラーや無効の原因になるため避けてください。

すでに発払機で読み取りを行い購入が確定してしまった場合は、基本的に取消・変更はできません。機械でのエラーや読み取り不能で購入が完了していなければ、窓口で相談して再入力してもらえることがあります。焦らずスタッフに状況を説明することが大切です。

万が一に備え、購入前に表示画面の内容を必ず確認し、券を受け取ったらその場で確認する習慣をつけるとトラブルを避けられます。

現地購入とネット投票の使い分け方

現地購入は紙のマークシートで直感的に買える利点があります。雰囲気を楽しみながら買いたい人や、その場ですぐに買いたい人向きです。一方、ネット投票はスマホやパソコンからどこでも投票でき、出走表の情報やオッズを見比べながら落ち着いて買えます。

使い分けの目安としては次の通りです。

• 現地：即購入、雰囲気を楽しむ、短時間で決める
• ネット：事前に検討、資金管理、フォーメーションや複数点の購入

どちらもメリットがあるので、状況に応じて併用すると便利です。登録や操作に不安がある場合は初回に窓口で手順を聞くと安心です。

マークシートの種類と入手場所

連勝式用カードの特徴

連勝式用カードは2連単や2連複、3連単など複数の連勝系式別に対応したものが多く、選手番号の記入欄が広めに用意されています。枠や列が整理されていて、一目でどの式別にマークしたかが分かりやすいのが特徴です。

このカードはフォーメーションやボックスにも対応している種類があり、複数点を買う際に便利です。式別の選択欄や金額欄が明確に分かれているので、順番通りに記入すればミスが少なくなります。色分けやアイコンで使い分けがされていることも多く、初めて見る場合は配布場所で簡単な説明を受けると安心です。

フォーメーションとボックス用カードの違い

フォーメーション用カードは、着順の組み合わせを段階的に指定できる欄が設けられており、1〜3着それぞれの枠を分けてマークします。これにより特定の順序を重視した買い方が可能です。一方、ボックス用カードは複数艇を並べて指定するだけで、着順の順序を問わない買い方に向いています。

フォーメーションは点数の増減が自在で狙いを絞りやすい反面、書き方を間違えると無効になることがあります。ボックスは記入がシンプルで読み取りが安定しやすい特徴があり、初心者にも扱いやすいです。

単勝複勝専用カードの扱い方

単勝・複勝専用カードは選手番号と金額をシンプルにマークする欄だけがあり、迷う要素が少ない構成です。単勝は1着の艇を、複勝は入着圏内に入る艇を選ぶだけなので、短時間で買いたいときに便利です。

注意点として、複勝は配当計算や適用範囲（何着までが的中か）が場やレースごとに異なる場合があるため、案内表示を確認してから買ってください。専用カードは列が少ない分、塗り間違いが起きやすいので確認を忘れないようにしましょう。

流しと拡連複向けカードの見分け方

流し買い向けのカードは「軸」と「相手」を分けてマークする欄があり、軸を一本決めて複数の相手を指定できます。拡連複向けのカードは入着組合せ用の枠があり、複数艇を指定するだけで購入できます。

見分け方は、軸を指定する独立した欄があるか、組合せだけを塗るシンプルな欄かで判断できます。カードの上部に式別名が明記されていることが多いので、購入前に確認してください。

競艇場と場外での配布場所の違い

競艇場では入り口付近や場内の案内カウンター、各発売窓口でマークシートが配布されます。場外は各発売所の入り口や自動販売機付近に置かれていることが多く、種類が限定される場合があります。

場内では係員に直接聞けば対応してくれることが多いので、初めてのときは窓口で必要なカードを教えてもらうと安心です。場外では数が限られるため、欲しい種類がない場合はスタッフに確認して別の場所で入手するかネット投票を利用するとよいでしょう。

マークシートの基本的な書き方と買い方

2連単の塗り方と購入手順

2連単は1着と2着の順序を指定する買い方です。まずマークシートの該当する2連単欄を選び、左側に1着、右側に2着のマスがある場合は順番に塗ります。塗り方ははっきりと隙間なく塗りつぶすことが重要です。

購入手順は次の通りです。

• レース番号と式別（2連単）をマーク
• 買いたい1着と2着の番号を塗る
• 金額欄を記入
• 発払機に入れて表示を確認し購入確定

点数が多いときはフォーメーションを使う方法もありますが、まずは基本の1点ずつ塗って買う流れを覚えると安心です。

3連単の塗り方と買い方のコツ

3連単は1〜3着の順序をすべて指定するため点数が増えやすいです。マークシートの1着・2着・3着の欄をそれぞれ分けて塗ります。塗り忘れや順序の入れ替えに注意してください。

コツとしては、まず軸にしたい艇を決め、そこから組み合わせを絞ることです。点数が多くなる場合は金額を調整して合計が予算内に収まるようにします。発払機で表示が出たら必ず確認して確定してください。

2連複の塗り方と注意点

2連複は着順を問わず2艇が入れば当たりになります。マークシートの2連複欄で、組み合わせとなる2艇の番号を塗ります。順序は関係ないため、どちらが先に来ても同じ組み合わせとなります。

注意点は同じ艇を重複して塗らないこと、そして金額欄を間違えないことです。配当は2連単より低めになることが多いので、予算に合わせて購入点数を決めるとよいでしょう。

3連複の塗り方と買い方

3連複は着順を問わず3艇が入れば当たりとなる方式です。マークシートの3連複欄で3つの番号を選んで塗りつぶします。点数管理が比較的しやすく、順序を気にせず買えるのが特徴です。

買い方としては、堅い組み合わせを中心に数点買うか、広く買って当たりの確率を上げるかを悩むところです。まずは少額から始め、慣れてきたら点数を調整すると良いでしょう。

拡連複の記入方法と例

拡連複は入着した艇の組み合わせに応じて配当が変わる方式で、組合せを1組だけ選んで塗るタイプが一般的です。拡連複欄に該当する2艇をマークして金額を入れます。

例として、軸に人気の艇と穴の艇の組み合わせを1点買う場合、塗り方は2連複と似ていますが、配当の出方が異なる点に注意してください。場によって取り扱いルールが若干異なることもあるため、買う前に案内を確認すると安心です。

単勝と複勝の記入と買える場所

単勝と複勝は専用欄に艇番と金額を塗れば買えます。単勝は1着、複勝は入着圏内を当てる方式です。これらのカードは発売所や場内の窓口で配布されることが多く、操作がシンプルなので初心者にも扱いやすいです。

現地の自動発払機や窓口、ネット投票でも購入可能です。場やレースによって複勝の適用範囲が変わることがあるので、案内表示を確認してから買ってください。

ボックス買いでのマーク方法

ボックス買いは指定した複数艇が着順に関係なく入れば当たりになる方式です。ボックス欄では該当する艇番号をすべてマークします。例えば3艇ボックスなら3つを塗りつぶします。

点数は選ぶ艇数によって自動的に決まるため、買う前に何点になるか計算して金額を調整してください。マークははっきりと行い、余白に書き込まないように気をつけます。

フォーメーション買いでのマーク方法

フォーメーションは1着・2着・3着それぞれに複数の候補を置ける方法です。シートには段ごとの欄があり、それぞれに該当艇を塗ります。指定の順序で買いたい艇を整理してから塗ると間違いが少なくなります。

フォーメーションは点数を効率よく増減できるため、狙いを絞った買い方に向いています。発払機での表示を必ず確認し、合計金額が予算内かチェックしてから確定してください。

マークシートでよくある記入ミスと対処法

塗りつぶしが薄い場合の読み取り問題

薄い塗りつぶしは発払機で読み取られないことがあります。鉛筆や薄い筆圧で塗ると該当箇所が無効扱いになるため、しっかりと隙間なく塗ることが重要です。指定外の筆記具で薄くなることもあるので、会場の推奨筆記具を使うと安心です。

読み取りエラーが出た場合は発払機の表示に従い、必要なら窓口で対応してもらいます。読み取り不能で購入できないことがあるため、塗り直すか新しいシートに書き直すのが安全です。

誤って複数にマークしたときの対処

誤って同じ式別の複数欄にマークしてしまうと無効になる場合があります。発払機に入れる前に気づけば新しいシートでやり直すのが確実です。機械に入れて読み取りが完了してしまった場合は基本的に取消できないため、事前確認が大切です。

発払機でのエラー表示が出たら迅速に窓口で相談してください。スタッフがどのように扱うか案内してくれます。

記入漏れがあったときの扱いについて

記入漏れがあると発払機でエラーになり購入できないか、部分的に無効になることがあります。レース番号や式別、金額のいずれかが欠けていると全体が無効になることが多いので、必ず確認してから入れるようにしてください。

発払機が読み取れない場合は窓口で確認してもらい、必要なら書き直してもらうことができます。焦らずスタッフに説明しましょう。

一部取り消して買うときの書き方

一部だけ取り消して残りを買いたい場合は、基本的に新しいシートに必要な分だけ書き直すのが確実です。マークシート上での一部消去は機械読み取りの際に誤認される恐れがあるため避けたほうがよいです。

どうしても既存のシートを使いたい場合は窓口で相談すれば対応方法を教えてもらえることがありますが、書き直しが無難です。

備え付け以外の筆記具を使うリスク

備え付けの鉛筆やマーカーは読み取りを想定した濃さになっています。自分のペンや薄い鉛筆を使うと読み取りエラーや塗りムラの原因になりやすいです。特に油性ペンや蛍光ペンは意図しない反応をすることがあるため避けてください。

外部の筆記具しかない場合は、塗りが濃くなるように丁寧に塗るか、窓口で借りられるか確認すると良いでしょう。

自動発払機とネット投票の違い

自動発払機での購入手順の流れ

自動発払機はマークシートを差し込み、読み取り後に画面で内容を確認して購入を確定する流れです。画面表示でオッズや買い目、金額が確認できるため、必ず最終確認をしてから投票ボタンを押します。

エラーが出た場合は画面の案内に従うか窓口で対応してもらいます。券を受け取ったら表示と照らし合わせて確認する習慣をつけると安心です。

自動発払機の種類ごとのできること

自動発払機には基本的な券の発券だけでなく、オッズ照会や払戻、残高確認ができる機種もあります。簡易型はマークシート読み取りと発券のみ、上位機種は場内案内や過去データ表示など付帯機能が豊富です。

機種ごとに対応する式別や支払い方法が異なることがあるため、利用前に機械の表示や案内を確認するとよいでしょう。

ネット投票の登録から投票までの流れ

ネット投票はまず会員登録を行い、本人確認と口座登録を済ませます。登録後はスマホやPCからログインしてレースを選び、式別や買い目、金額を入力して投票ボタンを押すだけです。

利点は資金管理や履歴確認がしやすく、フォーメーションやボックスの入力も画面上で直感的にできる点です。初回登録時に認証や手続きが必要なため、事前に済ませておくと当日スムーズに投票できます。

ネット投票でのフォーメーションやボックス買い方

ネット投票では画面上で各着順や組合せを選ぶだけでフォーメーションやボックスを設定できます。自動的に点数が計算され、合計金額も表示されるため管理がしやすいです。

入力ミスに気づいた場合でも確認画面で修正できることが多く、現地のマークシートよりミスが起きにくい利点があります。スマホでの操作に慣れておくと便利です。

使い分けに役立つ判断ポイント

短時間で直感的に買いたい場合は現地の自動発払機、じっくり検討して資金管理したい場合はネット投票が向いています。現地の雰囲気を楽しむか、冷静にデータを見て買うかで使い分けるとよいでしょう。

また、複雑なフォーメーションや多数点の購入はネット投票の方が操作ミスが少なくて済みます。

マークシートを覚えて安心して舟券を買うためのまとめ

マークシートは基本の流れと主要な式別の違いを押さえれば安心して買えるようになります。配布場所で適切なシートを受け取り、レース番号・式別・金額を優先してマークする習慣をつけるとミスが減ります。

現地とネットの両方の長所を理解し、状況に応じて使い分けるのが良い方法です。購入前は必ず表示や券を確認し、問題があれば窓口で相談してください。落ち着いて一つずつ確認すれば、スムーズに舟券を買えるようになります。