1コースの勝率が強い競艇場と競艇場の特徴

競艇場の特徴

先行して誰よりも早く1マークをターンすれば、ほぼ勝つことが出来るのが競艇です。だから、1マークに一番近いイン(1号艇)が有利なのは誰が見ても分かります。しかし、競艇は走りながらスタートを切るフライイングスタートですから、インの選手のスピードが少しでも遅ければ外の選手にインから差されたり、捲られたりしてしまいます。ただ、そうは言っても、どの競艇場でもインが有利であることには変わりありません。

競艇は1コースが有利な競技

全国平均で1コースの勝率は約50%、それだけインが有利な競技です。ただ、その中でも特にインが強く、№1なのが大村競艇場で、勝率68・2%です。続いて徳山、尼崎がベスト3で、3場とも60%を超えています。

反対に一番勝率が低いのが戸田競艇場で43・0%ですから、その差は25%以上にもなります。どうしてそれほど大きな差になるのでしょう? それは競艇場の構造や自然の風向き、1コースが勝ち易い番組構成など、様々な条件が揃っているからです。その理由を詳しく解説していきたいと思います。

1コースの勝率が高い競艇場のしくみ

大村競艇場の1コースが強い理由

ボートレース大村水面図

ボートレース大村公式サイトより引用

 

大村競艇場は、競艇発祥の地です。大村湾に面し、「天然の生け簀」と形容されるほど波立たず静かな水面です。

海風も2マーク側に設置されている防風ネットによって遮られるので、冬場で季節風の強いシーズンと台風の影響さえなければ、一日の大半がイン逃げで決まることも珍しくありません。

 

また、大村競艇場の構造から横ピットになっているため、殆んど枠なりのスタートになります。このため一号艇は楽にインが取れるのも要因の一つです。

しかも、1マークの水面幅が広くインの選手が全速でターンできるため、アウトの捲りが届かないケースが多いのです。

 

更に、2マーク付近で満潮時にうねりが起こるため、強気に攻めると流されてしまい、ツケマイも決まりにくいので、よほど外に膨れない限りイン逃げで決まってしまうのです。

加えて、2マーク付近のうねりや横風の影響でスタート時にアウトの選手が全速でスタートを切れないのもイン有利の展開になる要因です。

1コース有利な番組構成

そればかりでなく、番組構成も1コース有利に作られています。進入固定レースや1号艇にA1などの上級選手を乗せ、そのほかは下級選手と言うレースを1Rや2Rに企画するなど当てやすいレース構成になっているのです。

このため大村競艇は全国一場外発売する場所が多く、電話やネット販売の売り上げも都心の競艇場に負けないほど多くなっています。

 

徳山競艇場の1コースが強い理由

ボートレース大村水面図

ボートレース大村公式サイトより引用

徳山競艇場も大村と同様、競争水面は海です。ただ、瀬戸内海にあるために潮の干満差が大村に比べて大きく、最大3・5メートルも差があります。

冬の季節風は北側の太華山が遮ってくれますが、夏場は笠戸湾からの海風が吹き、更に満潮時はうねりもあって2マークがもつれ、逆転があることでも有名です。

 

このようにレースが荒れることが多く、万券が飛び出すこともある徳山競艇場で、なぜ、1コースの勝率が良いかと言えば、それは番組構成です。

1コース有利な番組構成

大村競艇場と同様に1号艇をA1選手、そのほかをB級選手にしたシードレースを行っているので、1コースの勝率が高くなるのです。特に朝1番の1Rは1コースの勝率が80%を誇っています。

特にビットから2マークまでの距離が短く、しかも斜めになっているため、殆んどが枠なりスタートになるため、潮の干満の差を見謝らなければ1コースが勝つので、勝率が64・5%になっています。

 

芦屋競艇場の1コースが強い理由

ボートレース芦屋水面図

ボートレース芦屋公式サイトより引用

芦屋競艇場も61・1%と1コースの勝率の高い競艇場です。周りを小高い丘に囲まれ、季節風が吹きこまない理想的な環境で、天然の葦が消波装置の役割を果たしてくれます。

1マーク周辺の競争水面が広く、周りシロを充分確保できるので、インからのスピードターンが可能なため、インとカドのスピード勝負になることが多くなります。

1コース有利な番組構成

どのコースからでも1着が狙えるコースですが、1コースの勝率がいいのは、ここでも上記の2場と同様、番組構成に特色があるからです。

尼崎では1コースにA級の有力選手が入る番組を1日に6Rも組んでいるため、1号艇の勝率が飛び抜けて多くなっています。ただし、2コース、3コースの勝率はあまり高くはないので、単にインが有利なコースとは言えません。

下関競艇場の1コースが強い理由

ボートレース下関水面図

ボートレース下関公式サイトより引用

ベスト3以降は統計を取った時期や期間によって数字が変わりますが、4位以降で上位に来るのが下関競艇場です。

下関は、独特なコース形状でスタートラインから1マークまでの幅員が広く、1コース艇が外側へ寄せることが出来るため最短のコーナーリングが可能で、とても有利な展開になります。

ただし、ピットから2マークまでの距離が長いのでピット離れが良くパワーのあるモータだと外からでもイン主張が可能なので、瀬戸内5場のうちで1号艇の1コース奪取率が一番低い競艇場です。

1コース有利な番組構成

ただ、ここでも1R~4Rまでが1号艇にA級選手が入る番組構成にしたり、進入固定レースを組み入れたりしているため、舟券の取りやすい企画レースたくさんあるので、1コースから舟券が狙えます。