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トリガミの意味・知らなかった語源とは
トリガミって何のこと? どんな意味?
競艇に限らず舟券や馬券の買った点数が多すぎて、当たったにも拘らずマイナス収支になってしまうことを「トリガミ」と呼んでいます。ギャンブル好きな人ならば自分は使わなくても一度は聞いたことのある言葉だと思います。そして、的中して「やった!」と喜んでいたのに払い戻してみたら「トリガミになっていた」と言うことがきっとあると思います。特に競艇は三連単が一般的な買い方なので、堅い決着と穴を同時に狙うと、どうしても買い目が多くなるため、トリガミがしばしば起こってしまいます。
二連単や二連複が一般的でボックスや流しのマークシートがなかった時代には、オッズの低い組み合わせは厚めに買うのが常識でしたが、三連単時代になるとどうしても点数が多くなり、総流し(全通り)をするケースが多くなります。そして、フォーメーションやボックスで買うと、1点当たりの金額を同じにするため、結果としてトリガミが起こってしまうのです。当たっているのに損をしているのでは、的中率は上がっても回収率は決して伸びません。そこで、このトリガミになり難い買い方とならないための対策、そして、なぜトリガミと言うのか、その語源についても解説したいと思います。
何で「トリガミ」っていうの?
先ず、なぜ「トリガミ」と言うようになったのか? と言うことですが、「損をした」ことを「ガミを食った」と言うことがあるのをご存知ですか? それがトリガミの語源です。「取ったのにガミを食った」(当たったのに損をした)が縮まってトリガミになったようです。そして、「ガミを食う」の語源は「粋(すい)が身を食う」と言うことわざからきています。
国語辞典によると「遊里・芸人社会などの事情に通じて、得意になっている人は、つい深入りして、いつのまにか身を滅ぼすことになる」と言う意味で、粋な人ともてはやされて好い気になっていると、つい遊興に深入りしすぎて最後は身を亡ぼすという事を言った言葉で、江戸かるたの一つにもなっています。意外に深い意味があることがお分かりかと思います。ギャンブルにのめり込み過ぎて依存症にならない様にと言う戒めともとれる言葉ですね。
どうしてトリガミが起こってしまうのか?
言葉の意味が分かったところで、トリガミにならない様な舟券の買い方を説明したいと思います。先ず、どうしてトリガミが起こってしまうか検証してみましょう。トリガミになる原因の一つとして、予想をしていて考えれば考えるほど点数が増えていくことがあげられます。特に予想紙やネットの予想を見ているとどんどん増えてしまいます。要するに情報量が多ければ多いほど迷うことになるのです。特に最近はボックスやフォーメーションで買うことが多いので、一点当たりの金額を決めて均一に買ってしまうため、中穴以上の当たりが出ればプラスになりますが、本命が来れば確実にトリガミになります。
幾らたくさん買っても当たるのは一点ですから、購入した殆んどの舟券が外れになります。ただ、狙っている買い目が来なかったことを考えて、どうしても保険を掛けたくなるのが人間の心理です。自分の予想通り中穴をゲットしたのに保険を掛けていたためにトリガミになってしまい、何でこんな保険を掛けたのだろうと後悔することがあると思います。ただ、外れて購入金額の全てを失うのが嫌で、トリガミになってもいいから少しでもお金を戻したいと言う気持ちが買い目を増やしてしまうのだと思います。ただ、これでは的中率は上がっても回収率はどんどん下がってしまいます。
トリガミにならないための買い方
プロを含めた多くのベテランに聞くと「トリガミになる舟券は買わない方がいい」という意見が大半です。そして、買い目を出来るだけ絞って流しやフォーメーションを使い、トリガミになる原因の一つであるボックス買いを避けることだと言います。トリガミにならないためには買い目を絞ることです。ボックスで4艇選んで買うと買い目は24点になりますが、フォーメーションならば2艇を軸に決めて、1、2着にし、3着を総流し(全部)にしても買い目は8点で済みます。このように買い方を変えれば効率的で、ここからさらに絶対に3着には来ないと思われる艇を外せば更に点数は減ります。
そこで、鉄則として「買い目は10点以内に絞ること」を心掛ければトリガミは避けられます。また、オッズを見て倍率の低い買い目は厚めに買えばトリガミは起こりません。マイナスにならない様にオッズを見て計算し、購入金額が払戻金より少なくなるようにすれば確実です。特にボックス買いをしない様にすれば、トリガミの多くは避けられるはずです。
最後に、「トリガミは悪いこと」「トリガミにならない様に買う」と今まで書いてきましたが、中にはトリガミは決して悪いことではないと考えている人もいます。点数を絞った上でのトリガミならば、外すより少しでもお金が戻ってくる方が良いと考え、一日の収支(回収率)さえプラスになればOKと言う考え方もあるようです。