競艇の3連単組み合わせの基本と特徴

競艇の3連単は、舟券のなかでも特に人気が高い買い方です。まずはその特徴や基本的なルールについて理解しましょう。
3連単とはどんな買い方か
3連単は、1着・2着・3着になる選手の組み合わせを順位まで正確に当てる舟券の買い方です。6艇が出走し、その中からどの選手が何着になるかを予想します。たとえば「1-2-3」と買った場合、1号艇が1着、2号艇が2着、3号艇が3着でゴールしたときに的中となります。
3連単は通常の単勝や複勝と比べて難易度が高いですが、そのぶん配当も高く設定されています。しっかり予想して的中させれば、大きな払い戻しが期待できることが魅力です。
3連単組み合わせは全部で何通りか
競艇のレースは6艇で行われますが、3連単の組み合わせは全部で120通りになります。これは、6艇の中から1着・2着・3着を順位ごとに選ぶ場合の並び順が関係しています。
具体的には、1着を6艇から選び、そのあと残り5艇から2着を、さらに残り4艇から3着を選びます。計算式は「6×5×4=120」となります。下の表に簡単にまとめてみました。
選び方 | 選ぶ数 | 計算方法 |
---|---|---|
1着 | 6 | 6 |
2着 | 5 | 5 |
3着 | 4 | 4 |
このように、着順まで当てる必要があるため、選択肢が一気に広がります。
3連単の的中確率と配当の傾向
3連単の的中確率は、全120通りから1通りを当てるため、単純計算で約0.83%と非常に低くなります。一般的な買い方の中で最も難易度が高い部類に入るため、的中した際の配当も高くなりやすいのが特徴です。
一方で、配当は人気の組み合わせや実力差がある場合には低くなる傾向もあります。たとえば、1号艇が有利とされる「1-2-3」などは購入者が多く、配当は控えめになります。しかし、意外な組み合わせや大穴が的中した場合は、万舟券と呼ばれる高額配当が期待できるのも3連単の大きな魅力です。
競艇における3連単の計算方法と買い方の種類

3連単には「ボックス」や「フォーメーション」など複数の買い方があり、それぞれで計算方法や特徴に違いがあります。自分に合った方法を選ぶことが大切です。
ボックスとフォーメーションの点数計算方法
ボックス買いは、選んだ複数の艇すべての組み合わせを自動的にカバーする方法です。たとえば3艇ボックスを選ぶ場合、その3艇の1〜3着の並び替え(順列)をすべて購入します。この場合「3×2×1=6通り」の舟券を買うことになり、選ぶ艇の数が増えると点数も一気に増えます。
一方、フォーメーション買いは、1着・2着・3着それぞれに予想した艇を自由に組み合わせて買う方法です。たとえば1着「1・2号艇」、2着「3号艇」、3着「4・5号艇」など、条件を細かく設定できます。フォーメーションを使うことで、無駄な舟券を省きつつ、狙いたい組み合わせだけを効率よく購入できるのが特徴です。
3連単ボックス買いのメリットとデメリット
ボックス買いの大きなメリットは、選んだ艇が1〜3着に入りさえすれば、着順に関係なく的中できる点です。初心者でも理解しやすく、予想の幅を広げやすいので、迷ったときや複数の有力選手がいる場合には便利です。
しかし、選ぶ艇の数が増えるごとに購入点数が急増し、コストがかかりやすいというデメリットもあります。たとえば4艇ボックスなら24点、5艇なら60点もの舟券を買うことになります。資金管理をしっかりしないと、的中してもトータルで負けてしまう可能性があるため、注意が必要です。
3連単フォーメーション買いの活用場面
フォーメーション買いは、予想に自信がある着順だけを絞り込むことで、購入点数と費用を抑えやすい方法です。たとえば、1着は絶対に1号艇と予想し、2着と3着は複数の艇を組み合わせたい場合に向いています。
また、荒れるレースや波乱が予想される場合にも有効です。特定の艇だけを軸にして、あとは手広くカバーすることで、大きな配当を狙いつつ無駄な舟券も減らせます。自分の予想スタイルや資金状況に合わせて、うまくフォーメーションを活用しましょう。
3連単で効率よく稼ぐための予想と買い方のコツ

3連単で収支をプラスにするためには、レース選びや買い目の工夫が欠かせません。ここでは効率的な予想や買い方のポイントを紹介します。
当たりやすい買い目や出目の特徴
競艇では1号艇がインコースからスタートするため、1着に来やすい傾向があります。そのため、「1-2-3」や「1-3-2」など、1号艇が絡む組み合わせが比較的的中しやすいと考えられています。
また、晴天や風のない日、モーター性能がはっきりしている場合などは、人気どころの組み合わせがそのまま決まることが多いです。しかし、天候が悪かったり、初日で成績が読みにくいときは波乱が起きやすく、外枠の選手が絡むこともあります。過去のデータや当日の状況を参考に、出目の傾向をつかむと予想精度が上がります。
点数を絞るためのレース選びのポイント
効率よく稼ぐためには、やみくもに舟券を買うのではなく、信頼できるレースだけを選ぶことが重要です。たとえば、圧倒的な実力差があるレースや、1号艇のスタート力が抜けている場合は、買い目を絞りやすくなります。
逆に、混戦が予想されるレースやデータが揃っていない初日などは、予想が難しく点数も増えがちです。下記のようなポイントを押さえてレースを選ぶと無駄な購入が減り、収支の安定につながります。
- 実力やモーター成績に差がある
- 1号艇や有力選手の信頼度が高い
- 天候や水面の状況が安定している
AI予想や予想サイトの活用方法
近年はAIや専用の予想サイトを活用して、自分の予想精度を高める人も増えています。AI予想は過去の膨大なデータを解析し、勝率や組み合わせの傾向を示してくれるため、予想の参考材料として便利です。
ただし、どのサイトやAIも必ず的中するものではないため、あくまで自分の予想と組み合わせて活用することが大切です。いくつかのサイトを比較したり、無料と有料の情報を使い分けるなど、自分に合った使い方を見つけてみましょう。
競艇3連単組み合わせでよくある疑問と注意点

3連単は魅力的な反面、多くの疑問や注意点がつきまといます。ここではよくある質問や注意したいポイントを整理しました。
1-2-3など人気の組み合わせは本当に当たりやすいか
「1-2-3」のような人気の組み合わせは、確かに的中する確率が他のパターンより高めです。とくに1号艇の実力が抜けている場合や、コースの特性が有利に働くときは、よく見られる出目となります。
ただし、購入者が多いため配当が低くなりがちです。また、一見当たりやすく感じても、毎回的中するわけではありません。あくまでも過去の傾向や当日の状況を判断材料にしながら、買い目を選ぶことが大切です。
3連単全通り買いは得策か
全通り買いは、的中率を確保するための方法ですが、120通りすべてを購入するため資金が非常にかかります。たとえば1点100円で買うと、1レースあたり12,000円必要になります。
また、配当が低い人気決着だと、払い戻しが購入額を下回るケースも多いです。全通り買いは一見安心に見えますが、長期的には損失が大きくなりやすいため、資金に余裕がある場合や特別な狙いがあるときを除き、慎重に検討しましょう。
購入点数と資金管理のバランスの重要性
3連単は購入点数が増えるほど的中率は上がりますが、その分コストも跳ね上がります。的中しても払い戻しが購入額を下回ると、トータルで負けてしまうこともあります。
大切なのは、自分の予算を決めて無理のない範囲で舟券を購入することです。たとえば、1レースあたりの上限額を決めたり、外れが続いた場合は一度購入を控えるなど、計画的な資金管理を心掛けましょう。
まとめ:競艇3連単組み合わせを活用して賢く予想しよう
競艇の3連単は高配当に期待できる反面、的中難易度や資金管理の難しさもあります。自分の予想力や予算に合わせて、ボックスやフォーメーションなど適切な買い方を選ぶことが大切です。
また、レース選びやデータ分析、AI予想なども上手に取り入れ、無理のない範囲で楽しむことが長く続けるコツです。3連単の仕組みや特徴を理解し、効率よく賢い買い方で競艇を楽しみましょう。