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競艇選手の年収・手取り・給与体系は? 月にどれくらい休みがある?
ボートレーサーといえば、水上で活躍する非常に華やかな職業です。
トップクラスになると一年間で数千万円から数億円稼ぐといわれるボートレーサー。彼らの給与体系や休暇はどのようになっているのでしょうか?
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給与の仕組み
高収入なイメージのボートレーサーですが、その給与のしくみはどうなっているのでしょうか?よく耳にする賞金の他に、どのような収入があるのでしょうか?
ここでは、ボートレーサーの収入について紹介します。
年収はどれくらい?
ボートレーサーの平均年収は、約1,600万円です。もちろん誰もがこれほどの収入があるわけではありませんが、最低ランクのB2クラスのレーサーでも平均年収は約500万円といわれています。トップレーサーになれば、年収は億単位になります。実力次第でその年収が大きく変わる世界なのです。
ボートレーサーの収入には、着順による「賞金」と日当や宿泊費などの「賞金以外の収入」があります。やはり大きな収入源となるのは賞金です。賞金は勝ち上がるごとに割増となることが多く、SGやGIといった大きなレースになれば格段に高額になります。上位のレーサーは、あっせんが多い上に、賞金の高額なレースに出場するため、自然と年収も高くなるのです。
賞金以外の収入
では、「賞金以外の収入」にはどんなものがあるのでしょうか。
まずは、様々な手当てがあります。代表的なものが、前検日から最終日までの拘束日数に応じて1日あたりで支払われる日当です。
また、レースに出場することで出走手当が、賞金が出ない4着以下の選手には完走手当が支給されます。
他にも、ナイター競争時に支払われるナイター手当、荒天時に支払われる荒天手当、一般戦で節間無事故だった時に支払われる無事故手当などがあります。
手当ての他の収入としては、節間の全勝で支払われる金一封や開催競艇場までの交通費、協賛企業による参加賞などもあります。
これらの収入があることで、デビューしたばかりの新人などでも最低限の収入を得ることができるようになっているようです。
無収入になってしまうとき
比較的高収入なレーサーですが、常に安定して収入を得られるわけではありません。
その代表的なものがフライング休みです。フライングや出遅れなどのスタート事故を起こしてしまうと、ペナルティとして、一定期間あっせん停止となります。期間は1回のフライングで30日間であり、回数に応じて加算されていきます。レースに出場していないので、もちろんその期間は無収入となります。新人や若い選手にとっては致命的であり、この間に短期のアルバイトをして収入を得ることもあるようです。
その他にも、怪我により休養せざるを得ない場合があります。この場合も収入はなくなりますが、レースに関係する怪我での休養であるため保障が適用されます。これは日本モーターボート選手会が運営する事業の一つです。
ボートレーサーの休日
平均年収1,600万円といわれるボートレーサーの世界。
彼らにはどれくらい休日があるのでしょうか。また、休日はどんな風に過ごしているのでしょうか。休みと過ごし方について紹介します。
休みはどれくらい?
ボートレースは年間を通して開催されており、オフシーズンがありません。よって、選手がまとまった休みが取れることは少ないのです。
ボートレースの1節は、3日~7日で行われています。選手は前日の前検日から専用宿舎で生活しなければなりません。つまり1節に4~8日間拘束されることになります。B2クラスの選手だとあっせんは月に1回程度ですが、トップレーサーになると、月に4~5回はあっせんがあるのでほぼ休みはありません。
休日の過ごし方
では選手はどのような休日を過ごしているのでしょうか。
持ちペラ制度が廃止される前は、グループでプロペラの研究をすることが多かったようです。今は個人でプロペラは所有できなくなったので、そういうことはなくなりました。
とはいっても、実力が結果につながる世界ですから、休みといっても若手選手などは自主練習や研究に費やしたりしているようです。一部の競艇場では、休みに練習ができるようにしているところもあります。
また、人気選手だと、イベントへの参加をしている選手もいます。
フライング休み
休みというならば、フライング休みも休みとなります。フライング休みでは最低でも一カ月はレースに出場できません。あっせんの少ない選手には収入面では大打撃となりますが、上位クラスの選手にとってはそうでもないようです。
上位クラスの選手はほとんど休みのない日々を送っています。そんな彼らにとってフライング休みは貴重な休暇となるのです。この機会に家族サービスをしたり旅行をしたりするようです。
まとめ
ボートレーサーの年収には、賞金以外に様々な手当てが支給されています。また、年収の高い選手ほど、休みがない中でレースに出場しています。
比較的高いとされる年収も、危険と隣り合わせの実力勝負の世界ということを考えれば大いに納得できるものですね。