- 予想に役立つ情報で競艇知識が身に付く!
- 専任アドバイザーが付く
- もれなく1万円分ポイントゲット!
競艇で地元有利になりやすい競艇場・条件は?
特徴のある競艇場ほど地元に活躍の場がある
普段から乗り慣れているコースが走り易いのはどの選手も同じです。季節による風向きの違いや潮の干満差による波や水面のうねり、淡水に海水の混じる時間やその手ごたえの差などが頭に入っていることが、ここ一番の勝敗に大きく関わります。特に難コースと呼ばれる競艇場ほど地元勢が有利になるのは当然で、一般戦ほどその差が良く出ます。
一方、淡水の静水面で十分な回りシロのある競艇場では、地方から遠征してきた選手でも乗りやすいことから地元と遠征勢の差が無くなるため、地元有利に働きません。競艇場によっては地元有利な番組を作って地元ファンに舟券が獲りやすいシードレースなどの企画をしているところもありますが、全くしない競艇場も中にはあります。
競艇ファンは、地元の馴染みのある選手に勝ってほしいという願いを込めて舟券を買う人もいますが、荒れたコースを知り尽くしている選手を狙って舟券を買うファンもたくさんいます。全国25カ所の競艇場の中には独特な癖のあるコースもあります。そのような場所では馴れている地元勢が有利なのは当然です。そこで、そのような競艇場を紹介したいと思います。
特徴のある関東の桐生と江戸川
先ず基礎知識として競艇選手は自分の出身地によって各支部に所属しています。そして、そのホームグランドになる競艇場で常に練習しています。
何千回、何万回と同じコースで乗るために風向きの違いや潮の特徴、スタートのタイミングなどを知り尽くしています。
ただ、競技ではいつも練習しているボートやモーターを使う訳ではなく、抽選で決まるので同じ条件ではありませんが、レースでは地元有利になるのは間違いありません。
桐生競艇場
北から行くと先ず北関東の桐生競艇場です。水質は淡水ですから水が硬く、海水のコースに比べてターンが難しくなります。しかも、海面にある競艇場に比べて標高が高いのでモーターのパワーが落ちます。さらに桐生は特有の季節風「赤城おろし」吹くため馴れていない人には難コースになります。
このため、冬場はイン逃げよりもダッシュ勢が活躍することが多くなります。また、桐生はナイター開催も多いため、タイミングのつかめない選手もいます。
そこで、活躍するのが地元選手です。ただ、一般戦はそのような傾向が強いですが、一流選手が出場する優勝戦ではイン逃げの決まり手が7割を超えています。
江戸川競艇場
次に全国屈指の難コースと言われる江戸川競艇場です。全国で唯一河川を全面的に使用しているコースでもあります。川の流れと風向きが同じならば割と静かな水面ですが、向かい風になると流れと風が喧嘩をして屈指の難水面になります。
それだけではありません。東京湾まで6キロと近いことから、上げ潮の時は海水が流れ込んできて川の流れと逆向きになり、うねりが出来て大荒れの水面になります。インから握って責めていくと転覆の恐れもあるので、慎重にいくと差されてしまいます。このために舟券はとても難しいコースです。ただ、こんななんコースだからこそ地元のレーサーがねらい目です。
先ず、全国平均の成績と共に江戸川の成績をよく見てみましょう。川と潮の流れがダブルで襲ってくるのは江戸川だけですから、地元のレーサーにはかないません。
危険性をはらんでいる追い風ばかりでなく、高波が立つ向かい風を克服し、モチベーションを失わないで攻められるのはやはり地元の選手です。
関西では特徴のあるびわこ
次に関西地区で一番イン逃げが決まりにくい難コースと言われる、びわこ競艇場を解説したいと思います。1コースのイン逃げが決まる確率が低いため、無理な前付けをする選手はいません。
それだけ捲りや差しが決まるケースが多いのです。理由の一つとして桐生と同様、海抜が85メートルもあるため気圧が低く、モーターのパワーが落ちます。更に大型観光船の船着き場が近いため、付近を通るたびに波やうねりが起こります。また、自然環境でも春は雪解け水が流れ込むため水位が上がり、更に風が吹いて沖から波が立つとそれがうねりになってやってくるため、選手を悩ませます。
選手の成績は今垣光太郎、魚谷智之、浜野谷憲吾が上位ですが、地元勢も健闘しています。びわこではベテランは足回りを重視するので、新人でもアウトから思い切って狙えば、充分勝つチャンスのある競艇場です。
そのほかにも狭いコースや海水のコースも慣れたもの―が有利
そのほかにも狭い事で有名な戸田競艇場も馴れている地元選手が基本的に有利です。イン逃げが決まりにくいコースなので、戸田を熟知している地元のベテランが活躍します。アウトからインを差し、2マークで大逆転などというレースが出来るのも地元ならではです。また、湾にある海に面した競艇場も、上げ潮と下げ潮があり、波やうねりがあるので、荒れたレースが頻発します。特に海水のコースは淡水より浮力があるので、回転がしやすい反面、細かいテクニックが必要です。そのために浜名湖や鳴門、福岡の競艇場では地元が有利と言えます。
地元が活躍しにくい競艇場
反対に地元が活躍しにくい競艇場を一つご紹介すると、東京の多摩川競艇場です。井戸水を使った完全なプール状態なので日本一静かな水面と言われ、波立つことは殆んどありません。地方から遠征してきた選手でもいきなり勝つことが出来るくらい実力がそのまま反映されます。ただ、セオリー通りに1コースから買えば間違いないという訳ではないので、選手の成績やモーターをよく調べて舟券を買ってください。