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ボートレーサーの生活って現実つらい?レース中の宿舎の様子
ボートレーサーの休日はない?
ボートレーサーも野球選手やサッカー選手などと同じプロスポーツ選手ですが、シーズンとシーズンオフのあるスポーツと違い、ほぼ1年を通してレースに出続けなければなりません。
公営競技の選手は皆同じように思いますが、主に土曜、日曜しか開催されない中央競馬とは違い競艇は365日、24カ所ある競艇場の何カ所かで開催されているので、トップレーサーになると殆んど休みなしでレースに出なければなりません。
競艇の1節は、4日から6日です。
選手は前日の昼までに会場入りが義務づけられているので、もし4回斡旋されれば殆んど休みなしに全国を飛び回っていることがお分かりになると思います。
A1選手で平均月3開催(12〜18日)15〜21レース、B1選手なら1開催(4〜6日)5〜7レースに乗ることになります。人気選手になるとリフレッシュするために旅行をしたり、家族とゆっくり過ごす時間も取れないのが現状です。
斡旋の少ないB級選手や新人選手は時間があるように思いますが、日ごろから体を鍛えたり、所属する競艇場の空いている時間に自主的に練習をして上のランクを目指して努力しているので、思ったほど時間が取れません。
ランクが上がらなければ斡旋も少なく、賞金で生活している選手にとって稼ぐチャンスもないのです。
スポーツ選手と言う華やかな反面、体調管理などを全て自分で行う個人事業者ですから、大変なこともたくさんあります。
更に、開催中はギャンブルスポーツと言う側面もあるので、公正を保つために家族への連絡は勿論、外部との接触は一切できず、隔離された状態になります。
また、人気選手になれば多くのファンが応援してくれる一方で、お金を賭けるレースでもあることから、負ければ猛烈なヤジを飛ばされることもあるので、メンタルの強い選手でないと務まりません。そんなボートレーサーの開催中の生活を紹介しましょう。
前日の昼までに必ず会場入りする
出場の決まった選手は前日の10時半までの会場入りしなくてはなりません。もし、公共交通機関のトラブルなどがない限り、12時までに集合できないと出場停止になるだけでなく、厳しい罰則があります。選手が集合すると私物検査や身体検査を受け、不正防止のため外部との接触を避けることから、携帯電話やパソコンなどの通信機器はレース場に預けます。
そして、全体ミーティング、主催者のあいさつなどに続き、モーターとボートの抽選が行われます。各自、モーターとボートを受け取ると試運転や前検航走(スタート練習やタイムの測定)が行われるので、その前の短い決められた時間の内にモーターやペラの調整をしなければなりません。前検のタイムはマスコミを通じて公表されるので、舟券予想の重要なデータにもなります。
専用バスで会場と宿舎の往復
コースで翌日から行われるレースの準備が終わると選手は専用のバスに乗って宿舎に向かいます。外部との接触が禁止されているため、専用バス以外での移動は認められていません。
宿舎に帰ると食事になりますが、その際にアルコール類は禁止です。お酒の好きな選手にとって一週間の禁酒は辛いかも知れませんね。
その後は、外出は出来ませんが、消灯時間の午後10時までは自由な時間となります。
翌日はレースの初日、起床は朝6時です。7時に朝食、8時になるとレース場へ専用バスで向かいます。
9時からレース場に入りモーターやペラの調整です。その日の天候や水質に合わせて改めてチェックします。レースは11時半から1Rが開始されますが、各自レース時間が違うので、昼食はレース時間に会わせてそれぞれ食堂で摂ることが出来ます。
1日、一回乗りの選手と二回乗りの選手がいますから、二回乗りの選手は再度微調整をすることが多いようです。
前節で好成績をあげた優秀なモーターが当たった選手は、あまりいじらずに微調整だけでレースに臨むことが多いようですが、外れのモーターが当たってしまった選手は入念に調整をし、中には部品を交換する選手もいます。
レース中はボートレーサーは隔離されるって本当?
4時半に最終レースが終わると片付けをして、5時に専用バスで宿舎に帰ります。
その後のスケジュールは前日と同じで、食事の後は入浴やサウナなどで自由な時間に時間を過ごします。こんな毎日が最終日まで続きます。
ただし、稀に台風などの悪天候で開催が中止になることもあります。そのような日にはどのように過ごすのでしょう? 当然ですが、選手は外出することはできません。宿舎に缶詰めになります。肉体的にも精神的にもきつい状況になることは間違いありません。
ただし、中には同じ支部の選手が必ず数人はいて、同室のことが多いので、ゆっくり体を休めているケースが多いようです。
また、宿舎の中にはレクリエーションルームを備えている所も多いので、選手にはとても好評なようです。なるべくストレスを感じない様に過ごすことが上位に上がっていく選手のコツなのかもしれません。