競艇の複勝であり得ない高配当!そのときのレース展開と買い目は?

競艇の複勝競艇の勝ち方

殆んど買う人のいない単勝と複勝

競艇で高配当を狙う舟券と言えば三連単です。一日のうちに必ず数レースは万舟券(払戻金が1万円台になる舟券)が出るので、購入するファンが多いのも分かります。その反面、競艇は6艇で順位を競う競技なので、単勝や複勝は的中しても最大18頭出走する競馬とは違って購入金額の2倍にもならないので購入するファンが少なく、ネットならば簡単に買えますが、場内の機械では買えないため、有人の窓口でしか買えず、マークシートもその窓口にしかありません。結果として、買う人の限られた舟券となっています。

26万円の複勝舟券が出現

しかし、1919年7月16日の鳴門競艇場11Rで、とんでもない金額の複勝舟券が出現しました。普通ならばありえない払戻金額で、その額は263,620円です。複勝の払戻金は100円の元返しが約2割、200円以下の払戻金額が約7割ですから、よほどたくさんの買いを誰かが入れて、しかも外さなければ実現する金額ではありません。

因みに10000円を超える複勝の払戻しは0・012%と言うことですから、売り上げの少ない複勝を誰かが操作したということになります。この複勝舟券が出現するまでの最高額は、最近では2014年に同じ鳴門競艇場で出た76,460円ですから、誰が大量投資したかは不明ですが数年に一度、大量に買いを入れる人がいるそうです。

どんなレースだったのでしょうか?

このレースの展開をご紹介しましょう。その日の11Rは男子のドリーム戦で、1号艇から5号艇までがA1レーサー、6号艇だけがA2レーサーで、進入は枠なりでした。このメンバーならば1コースが人気になるのが間違いなく1番人気で、6コースは当然ですが人気は最下位でした。レース自体は人気通りに1号艇のイン逃げが決まりましたが、大外から5号艇が大きく捲り、1号艇と2号艇の間に出来た間隔に6号艇が差してきて2着になり、捲った5号艇が3着でした。払戻金は三連単1-6-5で1万円を超えましたが、35番人気なので特段珍しいことではなく、5号艇と6号艇が3着までに絡んだために穴が出たという事でした。

そこで注目したいのは、単勝は1番で150円の払戻金額なのに、複勝の1番は29,350円、そして6番は263,620円になったということです。通常ならば複勝は1番100円の元返しか110円くらいが妥当で、人気のない6番でも150円つけばいい方です。だから、このレースの払戻金は数年に一度あるかないかの珍事と言うことになってしまいました。

複勝の売上額ってどのくらい?

2019年に各地で開催された1レース当たりの売上げの平均額は約1900万円で、そのうち複勝の占有率は0・038%ほどですから、計算してみると1レース当たりの複勝売上げは7200円くらいにしかなりません。もし仮に人気がなく、1票ずつしか売れていなかった選手二人が1着、2着に来たとしても払戻金は25%引かれるので、平均で共に2600円程度です。

そこで、このレースの複勝売り上げを実際に検証してみると1号艇が9票、2号艇が7008票、3号艇が8票、4号艇が9票、5号艇が3票、6号艇が1票で、1票当たり100円ですから総売上額は703,800円です。このレースの複勝オッズを見ると1番1・6‐293・5、2番1・0‐1・0、3番1・7‐330・2、4番1・6‐293・5、5番4・1‐880・0、6番11・6‐2638でした。どの2艇が2着までに入るか未確定なので、オッズは流動的になっています。

例えばこのレースで2号艇が2着までに入れば払い戻しは100円戻し、上位2艇が2番、6番ならば6番の払い戻しは1160円と言うことになりました。でも、2号艇は5着になってしまったため、公営競技史上最高の複勝配当になってしまったのです。原因と言えば誰かが2号艇に70万円ほどの舟券を爆買いしたということです。2号艇が2着までに入っていれば100円戻しですから資金はそのまま戻っていたでしょう。もし、1号艇と6号艇の複勝も全て買っていたとしても25%引かれてしまうので、資金を減らしていたはずです。このように競艇の複勝は発売票数が少ないので大量に買えばオッズが下がり、100円戻しになってしまうため、決して儲けは出ないのです。

いったい誰がこんな行為をしたのでしょう?

誰がこのような行為をしたかは不明ですが、全く競艇を知らない人が確率3分の1で当たりやすい複勝を爆買いしたとも考えられます。最近は、競艇は6艇の競技なので他のギャンブルに比べて当たりやすいことから予想サイトを頼りに投資目的で舟券を買う人も増えているようです。更にネットを使えば自宅にいながらデイトレーダー並みに投資が出来るし、直ぐに結果が出るので、株と同じように手を出す人がいるようです。

ただ、今回の例は全く競艇を知らないと思われる買い方をしているので、だれかにそそのかされて爆買いしたか、常識では考えられない買い方をした動画をユーチューブにアップして注目を浴びたいというユーチューバーの仕業では無いかと言うのが大方の予想です。最近のユーチューブの視聴回数は数百万回というものもざらですから、その回数によってお金が入って来るユーチューバーならばやる可能性は大きいのではないでしょうか? ただ、この動画を見たことがありません。