悲惨すぎる!競艇SG等ビッグレースでフライングでの売上返還金の額

事故

競艇において重要視されていることのひとつがスタートです。

フライングや出遅れといったスタート事故を起こした場合は、その艇に絡む舟券は全額返還されることになるためです。

大きなレースであればあるほど、その返還額は大きくなります。
ここでは、過去に起こったフライングでの悲惨なまでの返還額について紹介します。

フライングとは

競艇では独特なスタート方法を採用していることによって、時々スタート事故が起こります。いったい、どのようにして起こるのでしょうか。

競艇におけるフライングとは

競艇では、「フライングスタート方式」と呼ばれる独特のスタート方法を採用しています。フライングスタート方式は、大時計の針が0秒から1秒を指す間に各艇がタイミングを計ってスタートラインを通過するスタート方法です。スタートが0.1秒でも早ければフライング、0.1秒でも遅ければ出遅れとしてスタート事故となります。

スタート事故を起こした艇は、返還欠場が告げられるのでレースを中断しなければなりません。
そして、一定期間のあっせん停止などの重いペナルティが課せられます。

大きなレースであるほどその罰則は厳しく、SG優勝戦ではSG競争1年間の除外と出場辞退期間後からGⅠ・GⅡ格のレース半年間除外となり、GⅠ・GⅡ格の優勝戦では出場辞退期間後からGⅠ・GⅡ格のレース半年間除外となります。

 

フライングの罰則についての記事はこちら
競艇のフライングの罰則とペナルティ期間について
レースの予想をして舟券を買い、いざレースが始まった瞬間に起こるスタート事故。特に自分の本命の艇がスタート事故を起こしたりしたら、なんともやるせない気持ちになるでしょう。それだけでなくスタート事故は開催側にも投票した側にも大きな損害を与えます...

 

大きな損害を出すスタート事故

競艇でのスタート事故のペナルティが重いのには理由があります。

スタート事故を起こすと、その艇に絡む舟券は全額返還となります。舟券が全額返還となると、運営側は売り上げが激減することになり大きな損害を受けます。大きなレースであればあるほど、その額も大きくなります。

また、舟券を購入する側にとっても、事故艇を除いた額でオッズの再計算がされるため、払戻金が大きく変わることになります。

 

運営側と購入側、スタート事故は双方に大きな損害を与えてしまうのです。

実際に起こったフライングによる返還額

では、実際にビッグレースでフライングによる返還が起きた場合、どれほどの返還額となるのでしょうか。過去に起きた返還額の大きいレースを紹介します。

第12回グランドチャンピオン決定戦競走(SG)

第12回グランドチャンピオン決定戦レース結果

ボートレース公式ページ

 

グランドチャンピオン決定戦は、SGで活躍した選手が顔を揃えるSGの中でも特にレベルの高いレースです。

2002年6月30日に宮島競艇場で開催された優勝戦でフライングが起きました。

枠なり進入した1コースの1号艇西島選手と2コースの2号艇熊谷選手のダブルでのフライングにより、返還となりました。1号艇が0.09秒、2号艇が0.06秒というほんのわずかなものでしたが、それでもフライングはフライングです。

SGの優勝戦でしかも1、2番人気のフライングとあって、その返還金額は実に24億3513万3800円返還率は92.8%でした。

これはフライングによる返還額の歴代1位の額となっています。まさに青ざめてしまうような数字です。

第16回笹川賞競走(SG)

第16回笹川賞競走レース結果

ボートレース公式ページ

 

笹川賞は、ファン投票で出場選手が決まるSG競走で、第41回大会よりボートレースオールスターという通称になっています。

出場資格は、前年優勝、グランプリ優出6名、直近のSGボートレースクラシック優勝者、ファン投票上位となっています。

 

1989年5月9日、下関競艇場で行われた優勝戦では、1コース2号艇の西田選手と4コース1号艇の荘林選手のフライングが起きました。

返還額は歴代2位の19億3514万3500円で、返還率は69.4%でした。

 

第16回賞金王決定戦競走(SG)

賞金王決定戦は、獲得賞金上位18名のボートレーサーにより争われる、ボートレース界最高峰のSG競走です。第29回大会よりグランプリという通称になりました。

2001年12月24日に行われた優勝戦では、5コースに入った5号艇の山崎智也選手がフライングをし、18億5882万8200円が返還になりました。返還率は43.3%となっています。

第42回総理大臣杯競走(SG)

総理大臣杯の正式名称は鳳凰賞です。第23回大会から総理大臣杯と呼ばれ、第49回大会からはボートレースクラシックの通称となりました。

1997年3月21日に平和島競艇場で行われた優勝戦では、5コースに入った5号艇植木選手がフライングをして、17億4522万7700円の返還になりました。返還率は84.6%とかなり大きな数字です。

第14回新鋭王座決定戦競走(G1)

新鋭王座決定戦は、2013年度まで実施されていた、デビュー6年未満の選手によって競われるスターレーサーへの登竜門です。出場資格は新鋭リーグ戦優勝選手、SG競走出場選手、勝率上位選手です。

2000年1月30日にびわこ競艇場で行われた優勝戦では、1コースから3コースの艇がそろってフライングしました。1号艇守田選手・2号艇瓜生選手・6号艇大神選手の絡んだ舟券が返還となり、その返還額は17億3880万5400円でした。さすがに3艇も絡んだスタート事故とあって返還率は87.6%と9割近くになりました。

まとめ

フライングによる返還額も、ビッグレースだと10億超えという額になります。
運営側にとってもファンにとっても、もちろん選手にとってもいいところなしのフライング。本当に悲惨としか言いようのないものだけに、なるべく起こらないでほしいものです。